家族に内緒で借金を解決できる?

家族に内緒で借金を解決できる?
任意整理が「家族の生活・仕事・将来」に与える影響を弁護士が解説

 

「家族にだけは、絶対に知られたくない」

 

借金のことでご相談にいらっしゃる方の多くが、はじめにこの言葉を口にされます。返済のことよりも先に、まず大切な人を心配させたくない、迷惑をかけたくない——そう考えていらっしゃる方が、たくさんいます。

その気持ちは、ご家族を大切に思っているからこそ生まれるものです。決して、恥ずかしいことでも、責められることでもありません。

特に岩国・柳井・周南のように生活圏に近い地域では、「近所や職場の知り合いに気づかれたくない」というお気持ちが重なりやすいものです。ご事情に合わせて、周囲に知られにくい進め方を一緒に考えます。

ここでは、借金整理の中でも比較的取り組みやすい「任意整理」が、ご家族の生活・お仕事・将来にどう関わるのか(あるいは、ほとんど関わらないのか)を、できるだけわかりやすくお伝えします。

「家族にバレたくない…」その不安、解決できます

まず、いちばんお伝えしたいこと。

任意整理は、自己破産や個人再生と違って裁判所を通さない手続きです。だからこそ、周囲に知られずに進められる可能性が高いのが特徴です。

・国が発行する「官報」に名前が載ることがありません(自己破産・個人再生は掲載されます)

・手続きの大半を、弁護士と債権者(貸金業者など)との交渉で進められます

・ご家族に知られずに完了できるケースが多くあります

「こんなこと誰にも相談できない」と一人で悩まれていた方が、実際にお話を聞いてみると「もっと早く来ればよかった」とおっしゃることは、決して珍しくありません。

なお、ご事情によっては任意整理以外の方法が向いている場合もあります。どの手続きがご家庭にとって一番負担が少ないか、一緒に考えさせてください。

 

【生活への影響】家族の貯金や車、家はどうなる?

「自分のせいで、家族の財産まで失わせてしまうのではないか」。そう考えると、動くのが怖くなってしまいますよね。でも、安心してください。

家族名義の預貯金・車・自宅が手続きの対象になることはありません。

任意整理は、あくまで「ご本人」の債務を整理する手続きです。そもそも財産を処分する手続きではないため、ご本人名義の財産であっても原則として手元に残ります。

ご家族の信用情報に傷がつくこともありません。

信用情報は、お一人おひとり別々に管理されています。ご本人が任意整理をしても、配偶者の方が新しくクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりすることに影響はありません。

ご本人については、任意整理をすると一定期間、新たな借入れやカードの作成が難しくなります(いわゆる「ブラックリスト」)。ただし、あくまでご本人に限った話で、ご家族には及びません。

 

【子供への影響】進学・就職・結婚への支障は?

お子さんのことを思うと、「この子の将来に、傷をつけてしまうのでは」と胸が痛むかもしれません。

しかし、こちらも法律上の支障は基本的にありません。

・学校や就職先に知られることはありません

・お子さんの進学・奨学金・就職に直接の影響はありません

・将来のご結婚にも、法律上の影響はなく、借金が「相続」のようにご家族へ引き継がれることもありません

親御さんがきちんと向き合って解決に動くこと、それ自体がお子さんを守ることにつながります。

ただし、お子さんの奨学金などでご本人が「連帯保証人」になっている場合は注意が必要です(詳しくは後述します)。この点も一緒に確認していきましょう。

 

家族にバレてしまう「4つの落とし穴」と対策

「内緒で進めやすい」とはいえ、ちょっとしたきっかけで気づかれてしまうこともあります。でも心配はいりません。それぞれ対策があります。弊所では、次の点に徹底して配慮しています。

督促状・請求書

業者からの郵便物がきっかけで気づかれるケースが多くあります。ポストを開けるのが怖い、という方も少なくありません。

→ 弁護士が「受任通知」を送ることで、業者からの直接の督促・郵便は原則ストップします。重苦しい封筒に怯える日々から解放されます。

裁判所からの通知(放置していた場合)

任意整理そのものでは、裁判所から通知が届くことはありません。ただ、借金を長く放置していると、業者が先に裁判を起こし、ある日突然ご自宅に裁判所から書類が届くことがあります。

→ だからこそ、早めのご相談が何よりの対策になります。「まだ大丈夫」と思っているうちに動けると、選べる道が増えます。

弁護士・事務所からの連絡

事務所からの電話や郵便で気づかれてしまう、という心配もあると思います。

→ ご希望の連絡方法(お電話・LINEなど)に合わせます。「家族に気づかれにくい連絡方法」も、ご相談の際に一緒に考えますので、遠慮なくおっしゃってください。

家計の急な変化

毎月の返済額が変わることで、不審に思われないか気になる方もいます。

→ 返済計画は、ご家庭の状況に合わせて無理のない形で組み立てます。生活を守りながら進めるのが基本です。

 

家族に影響が出るケース

次のような場合には、ご家族にも影響が及ぶことがあります。だからこそ、事前に一緒に確認しておきたいです。

ご家族が「保証人(連帯保証人)」になっている借金がある場合

ご本人が任意整理をすると、保証人であるご家族に請求が向かう可能性があります。この場合は、ご家族を巻き込まずに済む方法がないか、保証人の方を含めた整理方針を一緒に考えます。保証人がいるかどうかで整理の進め方が大きく変わるため、ここは最初のご相談で必ず確認するポイントです。

家族カードを使っている場合

ご本人(本会員)が任意整理の対象にしたカードに紐づく「家族カード」は、利用できなくなります。

住宅ローンなどをご夫婦で組んでいる場合

連帯債務・ペアローンなどの形態によっては、配偶者の方の負担や審査に影響することがあります。

 

弊所の「家族を守る」借金整理

私たちが大切にしているのは、借金を減らすことだけではありません。その先にある、あなたとご家族のこれからの暮らしまで一緒に考えます。

・事務局と弁護士が連携した、徹底したプライバシー保護体制

・ご自宅への督促をストップ(受任通知の発送)

・郵便物の送り方・連絡の時間帯まで、お一人おひとりのご事情に合わせた対応

「家族に知られずに解決したい」という切実なお気持ちに、最後まで寄り添います。

 

任意整理でお悩みの方は杉村法律事務所へご相談ください

借金の問題は、早く動くほど選択肢が広がり、ご家族に知られるリスクも小さくできます。そして何より、あなた自身の気持ちが少し楽になります。

「相談したら、すぐに動かなきゃいけないのかな」と身構えなくて大丈夫です。

「自分の場合はどうなるんだろう?」と知りたいだけ、という段階で構いません。

勇気を出してここまで読んでくださった、それだけで大きな一歩です。あとのことは、一緒に考えていきましょう。秘密は必ず守ります。